無音。【完】



「そうだったんだ…

ごめん、気付かなくて…。



___、妹さんのこと、

大事にしてたもんね…」





妹のことは大事だった。





でも、


妹が事故した日、



ホントに些細なことで

私達は珍しく喧嘩して…





私はとても後悔していた。





私は妹に言ってしまったんだ。






『美春なんて大ッ嫌い!』



って、言ってしまったんだ――。







それが、最後の言葉になった。





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