永遠の愛を君に
「うん」



俊はうなずいたあと、
ついさっきまで私に向けていたのと
同じ笑顔になった。



その綺麗な笑顔を見て、
私も自然と口元が緩んだ。


そして私たちはそのまま、
どっちからともなく
抱き合った。




こうして俊に抱かれてると、
なんだか安心する。



凍えてしまった手を、
そっと暖められるような。


そんな感じ…。



好きって、一体どんな気持ちの
ことを言うのかな?



私は、俊のこと、好きなのかな?



…まだよく分かんないな。


っていうか、会って間もない
から分かるわけないよね…。
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