永遠の愛を君に
それから2人は面会終了時間直前まで
一緒にいてくれた。



年も近いってことで、
ほんの数時間の間でずいぶん仲良く
なったみたい。



「じゃあ芙佳、俺らはもう帰るからな。
また明日来るよ」



「またね!」




お兄ちゃんと俊は、私に手を
振って帰っていった。



残された私は、遅めにしてもらった
晩ご飯を運んで来てもらい、
1人で食べる。



正直言って、おいしくない。



1人で食べるとさらにまずく感じる。



でも食べなきゃ元気になれない。


私はご飯を食べ終わると、
薬のせいですぐに眠ってしまった。
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