永遠の愛を君に
「…うん。待ってるけど、
無理しなくていいからね?」



また戻ってきてほしいけど、
俊に無理をさせるのも嫌だから。



「ああ、心配すんな。じゃあな」



俊は私に笑顔を見せ、
病室を出て行った。



私は何をしようかな?



夕飯まではまだまだ時間があるし。



…そうだ!


1階にある屋外庭園にでも行こうかな。


あそこ花がいっぱいあって
綺麗だし…。



そう決めた私は、自分の病室を
出るとエレベーターに乗り
1階に下りた。


この時はまだ、あんなにも
辛い現実を聞いてしまうなんて、
思ってもみなかった。
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