永遠の愛を君に
「…私はね……私の、命は……
…あと、1か月…なんだって…」



そう言った瞬間、私の
目から自然と涙が零れ落ちていた。



それは止めどなく流れ続ける。



「………そんな…。嘘だろ…?」




しばらくの間、私の言っている
ことの意味がわからないのか
放心状態だった俊は、
やっと理解することが出来たみたい。



目を見開いて、小さく呟いた。



その目には私と同じように
たくさんの涙がたまっている。



「…嘘じゃないみたいなんだ…。
私も信じられないんだけどね?」



っていうより、信じたくないの。



「……芙佳…」



―――ギュ
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