永遠の愛を君に
「いいだろー?なあ?」


彼は私にキラキラの笑顔を向けてくる。



―――ドキッ



その笑顔を見た瞬間、私の心臓が
小さく高鳴った。


そして苦しくなる。



私はいつも起こる発作かな、と思った。



けど何か違う。


これは、発作なんかじゃない。


発作は、もっともっと苦しいから。



じゃあ…今のドキッっていうのは、
一体何なの?



彼に近くに来てもらえば、
何か分かるかな?


「いいよー。403号室だから、来てー」



彼に今の高鳴りが何なのかを教えて
もらうために、私は彼に向って
そう叫んだ。


すると彼はまたにこっと笑い、
姿を消した。





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