永遠の愛を君に
「おはよ!」



元気な声でそう言って入って
きたのは、隣の病室の
真子ちゃんだった。



真子ちゃんは肌が綺麗で、
目も大きくて長い黒髪は
サラサラで、とっても可愛い
女の子。



「おはよ。でも真子ちゃん、
もうお昼だよ?」



「はは、そうだね!」




真子ちゃんってすっごく
明るいんだよね。



なんにも気にしないって感じ。


「一昨日は大変だったみたい
だけど、大丈夫だった?」


一昨日って…。



発作が起こったときのことを
言ってるのかな?



「うん、大丈夫だよ。
ちょっと発作が起きちゃって」



「大変だよね、発作は。
まあ、大丈夫ならよかった」



うん。


発作は苦しいし、本当に大変。



真子ちゃんも同じだから
分かるんだよね。

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