永遠の愛を君に
「っていうよりこの美男子ダレ?」



真子ちゃんは俊を見て首を
かしげた。



ふふっ。



美男子って…。



まあ、確かにそうだけど。



「この人は、俊って言うんだよ?
実は、私の彼氏なの」



彼氏って…自分で言ってて
恥ずかしいな。



「えっ?このイケメン君が!?
いいなぁ~。私なんて彼氏さえ
出来たことないのにさ」




悲しそうな顔とは逆に、
声は明るい。



本当に悲しいのか?
って突っ込みたくなる。



っていうか、普通病人は
こんなにも明るくない
はずなんだけどな…。


まあ中には明るい人も
いると思うけど、
こんなに明るい病人とは
会ったことがない。






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