永遠の愛を君に
「みんな、なんだか楽しそうね。
もうお昼ごはんの時間だよ」



そう言って入ってきたおばさんは、
手におぼんを持っている。



そしてそれを私のベットの
隣にあるテーブルにトンっと
のせた。



「そうだね。おばちゃん、
私もここで一緒に食べてもいい?」



え?


そんなことできるの?



私も真子ちゃんと一緒に
食べたいけど。



「ええ、いいわよ。ちょっと
待っててね」



おばさんは私たちに微笑んで
病室の外に出て行った。



「一緒に食べよっ?」



「うん!」
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