永遠の愛を君に
「それなら大丈夫。
許可はもう取っておいたから」



え!?



「本当に?」



私の問いに簡単に頷く俊。



「大変だったでしょ?
あの先生厳しいから」



そう、私の担当医はとても
厳しい人で、私が行きたい所が
あってもなかなか許可して
くれなかった。



それに今はあの頃より病気は
酷くなってるし、
絶対に無理だと思うのに、
いったいどうやって
説得したのだろう。



「まあな。だけど許可はちゃんと
取ったから、心配しなくて
大丈夫だ」



そっか。


それなら安心しても大丈夫かな。



でもやっぱり心配だから、
後で先生に話聞いてみよう。


別に俊を疑ってるわけじゃないけど。
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