永遠の愛を君に
そのまましばらく外を見てると、
ドアがノックされる音が聞こえた。


きっとさっきの男の子だ。



「どうぞ」


私はドアの方に向かって言った。



―――ガラガラガラ


ドアが開く音が聞こえたあとすぐ、
ドアの前に立っている男の子の
顔が見えた。



その瞬間、私の心臓はまた
ドキドキと動き出す。


そして、顔が熱が出たみたいに
熱くなるのを感じた。



「…どうも。初めまして」



そう言った彼の顔は、
思っていたとおりすごく綺麗で、
背も高くて、まるで漫画に
出てくる美少年みたい。



「おーい。どうしたの?
顔、すっごく赤いよ?」







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