永遠の愛を君に
タクシーか。


「うん、そうだね」




俊と私は、すぐ近くに
停車していたタクシーに
乗り込んだ。



そして走りだしたタクシーは
あっという間に目的地の
海に着いた。



「わあー。綺麗だな…」



初めて間近で見る海。



今までは病室からしか見なかった
から、こんなにも綺麗だとは
思わなかった。



そよそよと吹いてくる
風がとても心地良く感じる。



「綺麗だろ?」


「うん」



「まあ、座ろう」


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