最強女総長×俺様総長


煉「り、凛?」


凛「悪い、今回ばかりは譲れない。琉伊からはあたしが言っとくから」


四天王の中でリーダーなのは№2の琉伊だ


四天王の中では琉伊が絶対だ


いくら№3の煉二でも琉伊は絶対だ


ごめん、煉二…


煉二には悪いけど今回ばかりは譲れない


煉「……わかった…。今回は引く。凛にもなんかあるみたいだからな」


煉二はそう言った


ありがとう、煉二


凛「助かる」


後は琉伊と万浬たちを説得させるだけだ


あたしは万浬たちに向き直る


万「凛……それが凛としての総長としての答えなんだね」


万浬が少し悲しい瞳で言う


凛「あぁ」


あたしを万浬の目を見て言った


万「凛、これだけは守ってくれないか?」


凛「?」


万「ピンチに陥ったとき、助けて欲しいとき、必ず俺たちを呼んで。すぐに駆けつけるからさ」


万浬がニコッと笑いながら言う


他のみんなもニコッと笑いながらあたしの方を向く


あーなんてあたしは幸せ者なんだろう


こんなにあたしのことを考えてくれる仲間に出会うなんて…


神様、今だけは幸せに浸らせて下さい


今日だけは…


あたしに幸せが似合わないのは自分がよくわかってる


でも、少しぐらい幸せな時間があってもいいよね


あたしは少しずつ仲間の幸せを壊しているなんて今のあたしにはわからなかった


早くに気づいていればあんなことにはなんなかったのに…




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