最強女総長×俺様総長


迅「…気にするな」


そう言って迅はヒカリを抱き上げあたしの傍まで来た


凛「ねぇ迅」


迅「…ん?」


あたしの右斜め前にある木の前に座った迅


凛「どうしてあたしに関わるの?」


迅「……」


迅は何も言わずヒカリを地面に置きあたしの目を見据えた


凛「昨日、忠告に行ったんでしょ?蝶凰が…」


迅「…知ってたのか?」


迅はジッとあたしの顔を見る


凛「昨日聞いた」


あたしは蝶凰としてではなく煌姫として聞いた


まだ煌姫って認めてないけどね


迅「…そっか」


凛「あたしに関わってるって知られたらどうなるかわかんないんだよ?いいのか?」


迅「…凛には嵐姫になってもらいたいのは俺も同じ。でも……俺は嵐龍の周防迅としてじゃなくて西高に通ってる周防迅として凛と友達になりたい」


迅は目を逸らさず言った


迅…


こんなやつ今までいたかな…


あたしの友達になりたいって言った奴…


何かがこみ上げてくる気持ちになった


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