最強女総長×俺様総長
杏「ヒック…りんりん、あたしもね…りんりんのこと大好きだよ!」
泣き止んだ杏浬は第一声にそんなことを口走った
大好きか…
ふと昔のことを思い出してしまった、、、
思い出したくない過去、、、
?「……、大好きよ」
杏「ずっと、ずっと考えてた…。万浬に言われたりんりんがどんなやつなのかってことを」
杏浬の声で正気に戻された
万浬に言われた?
あたしがどんなやつか?
どういう意味だ?
杏「りんりんが仲間に手を上げるときは仲間のことを思っての行為だって気付いた…。ほんとにほんとにごめんね…。りんりんは頂点に立つ者として、嵐龍を守るのにあたしは自分のことばかり考えてた。あたしにはりんりんやみんなが大切…。失いたくないもの…。りんりんが嵐龍の姫になるっていったときあたしたちの前からりんりんがいなくなるって思ったの…」
杏浬…
杏浬は大切なものを失うことを恐れている
杏浬と万浬を助けたときもそうだった
か弱い女の子だったのに万浬を助けようとしてた
最初は何故かわからなかったけど、自分を犠牲にしてまでも守りたい存在だと目をみて思った
あたしより強いなって思ったよ、その時は
あんなにか弱いのに強い目をしてるやつを放ってはおけなかった
だから他の奴らには手を出させず自分から助けたんだ