最強女総長×俺様総長


――――ガタッ


あたしはソファから立ち上がり扉の方まで向かった


薙「凛、どこ行くの?」


牧「どっか行くなら着いて行くよー。栗栖くんに頼まれてるからねー」


そう言って二人とも立ち上がった


凛「数人、一般人が通ってる。そいつらを安全なところに連れて行く」


両手で数えるぐらいが一般人だ


受験に失敗した奴とか家が近いという理由などで通ってる一般人もいる


不思議だよなー


こんな不良校に来るやつなんて…


受験が失敗したのはまぁまぁわかるけど家が近いって…


物好きだな…


薙「偉いね!凛って」


偉い?


牧「ちゃんと他の生徒たちのこと考えてるんだなーって思ってさー」


なんか失礼じゃないか?ww


あたしのことで関係ないやつを巻き込みたくない…


それに表の人間を裏の人間の問題に巻き込むのはよくない


最低な族は一般人を対象に襲う奴も多い


そういう奴から一般人の守るのがあたしの仕事の一つでもある


学校内に入って来るかもしれないから少しでも安全なところに移動させないとな


まだ喧騒は聞こえないから喧嘩は始まってはないだろうからね


あたしたちは空き教室を後にした


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