最強女総長×俺様総長


悠「嵐龍総長として、下っ端を助けていただきありがとうございます」


俺は蝶凰に頭を下げた


愁と迅は普通だったけど他の幹部は驚いていた


下っ端の奴らも俺が頭を下げてるのに驚いてる


俺は今まで総長として頭を下げて来なかった


だけど今回の下っ端の件は俺が頼りないから俺に言わなかったんだ


そんな総長なんて総長失格だよな…


やっぱ俺、総長向いてねーんだよ…


これが落ち着いたら総長から降りよう


ちゃんと総長の仕事をしてから…


俺は嵐龍が好きだ


俺の大切な場所だ


ちゃんとけじめをつけなきゃな…


蝶(凛)「おい、総長が軽々しく頭を下げんな」


そう荒々しく言う蝶凰


それでも俺は頭を下げ続けたままだ


蝶(凛)「上げろ」


さらに威圧的な顔で蝶凰は言う


俺はそれに耐えられなく………いや、その声で顔を上げさせられたんだ


身体が勝手に動いたんだ


蝶(凛)「総長が頭を下げていいのは、仲間に感謝をするときだけだ。簡単に総長が頭を下げるな。どんなに目の前にいる奴が偉くてもだ。一個人として言うのはそれはそいつの勝手だ。だけど総長として頭を絶対に下げちゃならねー。それに今回の件についてお前に感謝されるようなことは一つもしていない。俺たちの仕事をしただけだ。勘違いすんな。」


そう強く俺の目を見て言われた


フードで目は見えないけどな


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