~宿命~
明隆:「服整えて早よ行きっ!」
女の人は慌てて出て行った。
相当怖かったのだろう。
明隆:「へっ。礼もなしかぃ!まぁ、ええけどな。」
俺はヤンキーBの腕を折り、時間を確認する。
乗車可能時刻を過ぎてから2分が経っていた。
明隆:「やべっ!退けっ!クソボケ!」
ヤンキー達に一発づつ蹴りを入れ、荷物を回収してバス乗り場まで走った。

バスに飛び乗るとすぐに発車した。
明隆:「ギリっギリやな。危ねぇ~。」

バスが走り出して1時間。
乗客は俺一人になっていた。
明隆:「ちょっと運転手さん。今、俺だけやから電話してええか?」
運転手:「ええけど、お客さん乗って来たら切ってや。」
明隆:「はいよ。」
運転手の承諾を得て同じ道場の如月に電話をかけた。
明隆:「よぉ。今暇か?」
如月:「おぉ!明隆か!どうした?」
明隆:「あのさ、さっき…」
俺は便所での一件を話し、ヤンキーの髪型・体型・服装などを話した。
すると、不良に詳しい如月がとんでもない事を口にした。
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