~宿命~
明隆:「へっへっへっ!知りたいやろ?」
もったいぶって聞いた。
すると全然関係ない奴が割り込んできた。
新聞屋:「おぉ!朝っぱらから元気やなぁ~!喧嘩か?見たいけど、おっちゃん仕事あるからなぁ。」
明隆:「喧嘩とちゃうで!てか、おっちゃん誰や?早よ仕事しいや!」
新聞屋:「せやな!んじゃおっちゃん仕事に戻るゎ!後、頼むな!ほななっ!」
シュッと手をあげ、重そうに自転車をこいで去っていった。
正道:「格好よくないぞ~!」
明隆:「それに後、頼むって何をやねん!それなら新聞置いていけっ!」
二人で突っ込んだが、すでにちっちゃくなっていた。
新石:「ねぇ、もう逃げないから正道君を退かせてよ。」
明隆:「裏切ったら何処までも追いかけるからなぁ?…退いてやって。」
正道:「兄さんも人がいいなぁ~。」
何故か残念そうに降りる。
新石:「はぁ~。楽になった!…ところでいいニュースって?」
明隆:「知りたい?」
俺はまたニヤけ、新石をからかう。
新石:「もおっ!本当に怒るよ!」
明隆:「ええよ!」
その後、無言が続いた。
< 115 / 200 >

この作品をシェア

pagetop