～宿命～

第25章 大都会からの訪問者

明隆：「え～、今日は東京支部からここへ移動してくる仲間が２人来る。みんなー！今日の夜は特別に歓迎会をするから早く仕事を終わらせて飛んで帰って来るように！」
一同：「お～ぉ！」
明隆：「んじゃ、解散！」

俺がレベルⅠに昇格して２日が経った。
今日から仕事の指示を出す事になっている。
指示は携帯電話を通じて出すのだ。
俺はパーソンズの女の子20名と歓迎会の準備をしていた。
新石：「明隆君、さっきの集会は狩りの時に身につけたのかぃ？」
明隆：「おう！族狩りの時は機械バカの家でやったけどな！」
新石：「凄いねぇ～。僕には出来ないや。やっぱり合ってるんだろうねっ！」
明隆：「そう？ありがとっ！…それよりオッサンも手伝えっ！」
無理矢理手首を引っ張り飾り付けを手伝わせた。
そんな俺の行動を見ていた女の子２人がコソコソ話をしていた。
俺にははっきりと聞こえていたが、どんな展開になるのか聞いていた。
盗み聞きと言われるだろうが、盗まれて困る話なら今しなくても後で機会を作って話せば良いだけの話。
そんな事が頭をよぎったが考えてみれば持論と言い訳は紙一重だと思った。