～宿命～

歓迎会の準備も終わり、任務を終えた者達がちらほら帰ってきた。
明隆：「おかえり～。着替えたら好きな所に座ってくれ。」

全員が揃って一時間が過ぎた頃、東京支部から来た二人が到着した。
女の子：「すみませ～ん！」
明隆：「はいよ～！」
ハイテンションで玄関へ向かった。
そこには、女の子と男の子が大きな荷物を持って立っていた。
明隆：「いらっしゃい。」
女の子：「初めまして！東京支部から来た『水和 沙奈羽』です。よろしくお願いします。」
明隆：「よろしく。」
この子はかなり明るく、かなり可愛い顔立ちで髪も茶色に染めているにも関わらず、なめらかな髪質をしていた。
名前も、『みなかず さなは』とかなり変わっていて印象的だった。

男の子：「初めまして！オイラも同じ東京支部からきやした。名前は『橋辺 海斗』っていいやす！よろしくお願いしやす。」
明隆：「よろしく。」
この子は見た感じ真面目そうなのに喋ると凄くチャラけてみえる。
だけど、深々と礼をする所をみれば悪い子じゃないのが分かった。

明隆：「さぁ、荷物はここに置いて中に入ってくれ。俺が荷物を部屋に運んどくから。」