~宿命~
第3章 勝手にパートナー!?
数分後…防具やグローブ無しの真剣勝負が始まった。
両者、攻撃はしているのだが、全然ヒットしない。
俺は遊んでいるかのように手足で攻撃を受け流さず、全て見切って避けてやった。
双子の方はカウンターでとんでくる攻撃を受け流したり避けたり出来ず、腕でガードするほかなかったらしい。

ガードする度に双子の両腕が赤から赤紫色に変色してきている。
それでも双子は攻撃を止めようとはしない。
俺は目付きを変え、得意の回し蹴りで二人を同時に床へ沈めた。
新石:「君達の負けだ。これからはレベルⅣの任務についてもらいます。明隆君、ちょっとついて来てくれるかい?」
そう言って道場を出て行った。
俺が道場を出ようとすると、双子の兄の方が手当てを受けながら敵意むき出しの言葉をぶつけてきた。
双子・兄:「俺は必ずお前を仕留める!どんな手を使ってもな。」
明隆:「分かった、分かった。好きにしな。」
軽くあしらい、オッサンを追いかけた。
そんな態度を取ったが、相手の気迫に恐怖を感じ、手の震えが止まらなかった。
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