~宿命~
明隆:「まず、奴らの聖地と言われとるアジトをサイドのレベルⅣとレベルⅤが協力し見つけ出し、その位置と周りの様子など細かい情報をⅥが一緒に行動し、俺に報告しろ。その後すぐに攻めるのではなく、周りの障害物を潰してから少人数でアジトを落とす。まだ、相手の出方が分からない。慎重に事を運べ。以上だ。何か質問がある奴は前に出ろ。」
作戦を聞き終わると、全員が沙奈羽の方を見て俺を見てきた。
くだらない事に限ってシンクロする。
明隆:「…お前ら…全員、整列(起立)っ!正道!何故、コイツらが俺らを見る。説明しろ。」
正道:「はいっ!実は、朝の事を一人に話した所、噂になり、真実を知ろうとする者が続出したのです。出来れば仕事前に真実を教えてください。」
明隆:「真実とは何の事だっ!」
正道:「はいっ!水和さんとの大人の世界についてです。」
明隆:「なるほどな。」
俺は思い出すフリをして言葉の接点を探し、士気を高めた。
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