～宿命～

明隆：「昨日の夜は凄く世話になった。水和は俺のパートナーについてもらった。俺らは昨日の夜にかなり親密な関係になったと言える。」
沙奈羽：「ちょっ！ちょっと！何言ってんのよ！」
俺はキスをするフリして沙奈羽の耳元で囁いた。
明隆：「士気を高めるためや。」
それを見たバカ達は羨ましそうに声をもらす。
正道：「そ！それで、何したんですかっ！」
明隆：「今日の為の作戦を作ったんだ。」
全員：「あ～ぁ。」
何を期待していたのかは予想がつく。
明隆：「残念だが、俺らは話だけで親密になった。お前らが思ってる事などしていない。だからお前らにもチャンスはあるって事だ。パートナーになりたいと思わせれるほど頑張れば夢じゃないかもしれんな。」
全員：「おぉ！失礼します！」
そんな単純で純粋なアイツらが大好きだ。
難しい駆け引きなどしなくても全力で取り組んでくれる。
ひねくれた俺からは想像も出来ない。
だからこそ釣り合うのかもしれない。