~宿命~
水和:「…分かった。必ず戻ってきて。」
明隆:「努力する…」
彼女は俺の言葉をさえぎるように口づけをしてきた。
その瞬間、復讐心に燃える心を静め、冷静さを吹き込まれた気がした。
水和:「気をつけて。」
明隆:「任せろ。」
両手の木刀を握り締め、水和に背を向けた。
明隆:「よしっ!行くぞ!」
目の前の険しい森へと入っていった。
報告によれば森を抜けると廃墟になったプレハブ小屋があり、その先の岩山の上にあるコンクリートだけの廃墟が聖地と呼ばれる場所らしいのだ。
レベルⅥの報告者も着いた時にはやられ、詳しい情報はこれぐらいだった。

俺達、19人はこの後、誤心会の恐ろしさを目の当たりにする。
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