~宿命~
最終章 ~宿命~ 前編
少し進むと汚いプレハブ小屋が見えてきた。
草に浸食され、近寄らなければプレハブ小屋だと分からない。
そこからまた少し進むと手を使わなくても登れる程度の岩山が見えてきた。
だか、その下で俺達を待ちかまえている団体を発見する。
明隆:「みんな。準備しとけ。」
全員は闘争心むきだしで今にも襲いかかりそうな野獣のオーラを身にまとっていた。
俺達は奴らの前に並んだ。
明隆:「退け。」
忠告をしてみるが、退く訳がない。
覆面の男:「我らは守心!ここより先は我らの聖地!退く訳にはいかん!」
時代劇のような口調で喋るコイツがリーダー的な存在なのだと一目で分かる。
他の奴らは真っ白な服装に白い布で口元を隠しているだけだが、コイツは赤い刺繍(ししゅう)で胸元に〔誤心会 守心〕と、ほどこしており、目元以外を包帯で隠しているからだ。
きっと、顔に自信がないのだろう。
それか覆面をしたかったが売っておらず、仕方なく包帯で面を覆(おお)ったのかと勝手に想像を膨らませた。
俺はあえてふれなかったが、空気を読まないアホが油に水風船を投げ込んだ。
草に浸食され、近寄らなければプレハブ小屋だと分からない。
そこからまた少し進むと手を使わなくても登れる程度の岩山が見えてきた。
だか、その下で俺達を待ちかまえている団体を発見する。
明隆:「みんな。準備しとけ。」
全員は闘争心むきだしで今にも襲いかかりそうな野獣のオーラを身にまとっていた。
俺達は奴らの前に並んだ。
明隆:「退け。」
忠告をしてみるが、退く訳がない。
覆面の男:「我らは守心!ここより先は我らの聖地!退く訳にはいかん!」
時代劇のような口調で喋るコイツがリーダー的な存在なのだと一目で分かる。
他の奴らは真っ白な服装に白い布で口元を隠しているだけだが、コイツは赤い刺繍(ししゅう)で胸元に〔誤心会 守心〕と、ほどこしており、目元以外を包帯で隠しているからだ。
きっと、顔に自信がないのだろう。
それか覆面をしたかったが売っておらず、仕方なく包帯で面を覆(おお)ったのかと勝手に想像を膨らませた。
俺はあえてふれなかったが、空気を読まないアホが油に水風船を投げ込んだ。