~宿命~
覆面男は降参したのか、いきなり座り込んだ。
明隆:「なっ!なんやねん!立てや!」
蹴ろうとして上げていた足を下ろし、また一歩下がった。
覆面男:「もういい。我はお前と戦いたくはない。行け!」
明隆:「ふざけんな!お前の言う事なんか信用できるかっ!」
覆面男:「我は知っておる。お前が女を殴れん事を。」
明隆:「なっ!今は関係ねぇだろが!」
覆面男:「見ろ。」
奴はそういって顔の包帯をほどき始めた。
明隆:「マジ…かよ。」
奴は女だった。
ショートヘアーの似合う気の強そうな女だった。
明隆:「…なんで教えたんや?怪我するのが恐かったか?」
覆面女:「違うっ!死すら恐れん!ただ、お前が戦いを楽しんでいるようにみえたから勝ち目がないと思ったからだ。」
明隆:「賢い判断だ。でも、死は恐れろ。んで、こんな事辞めて口調も変えろ。そうすりゃ、いい女になれる。なんだったら俺らと一緒に戦うか?な~んてな。」
覆面女:「いいのか?」
明隆:「良いわけねぇだろ。まぁ、付いて来い。裏切らなかったら考えてやる。」
適当な事を言ったのではない。
こいつの将来性にかけてみたくなった。
ただそれだけ。
明隆:「なっ!なんやねん!立てや!」
蹴ろうとして上げていた足を下ろし、また一歩下がった。
覆面男:「もういい。我はお前と戦いたくはない。行け!」
明隆:「ふざけんな!お前の言う事なんか信用できるかっ!」
覆面男:「我は知っておる。お前が女を殴れん事を。」
明隆:「なっ!今は関係ねぇだろが!」
覆面男:「見ろ。」
奴はそういって顔の包帯をほどき始めた。
明隆:「マジ…かよ。」
奴は女だった。
ショートヘアーの似合う気の強そうな女だった。
明隆:「…なんで教えたんや?怪我するのが恐かったか?」
覆面女:「違うっ!死すら恐れん!ただ、お前が戦いを楽しんでいるようにみえたから勝ち目がないと思ったからだ。」
明隆:「賢い判断だ。でも、死は恐れろ。んで、こんな事辞めて口調も変えろ。そうすりゃ、いい女になれる。なんだったら俺らと一緒に戦うか?な~んてな。」
覆面女:「いいのか?」
明隆:「良いわけねぇだろ。まぁ、付いて来い。裏切らなかったら考えてやる。」
適当な事を言ったのではない。
こいつの将来性にかけてみたくなった。
ただそれだけ。