～宿命～

明隆：「バトル・メンバーの事誰から聞いた。」
さっきまでと打って変わった態度で質問した。
声のトーンで気付いたのか安居は不安そうに俺を見ている。
そんな中、おばちゃんが口を開いた。
おばちゃん：「そんな、恐い顔しないでおくれよ！昔、お客でメンバーがよく飲みに来てたのさ。あんた達のレベルは？」
俺は警戒を解き、おかわりしたミルクを飲み干して答えた。
明隆：「俺らはレベルⅢ。」
おばちゃん：「へぇ～、結構上なんだねぇ。あんた達を見てすぐに分かったよ。全身黒い服の男の子にキックをする女の子なんてバトル・メンバー以外でいないからねぇ。」
明隆：「お前のせいでバレたじゃねぇか！」
安居：「あんたが要らない事言うからでしょ！」
明隆：「あっ！大仏っ！名前聞いてへんぞ！」