約束~幸せのクローバー



「分かってる。
ところで姉さんはいつまで、ここにいるつもり?」



「ここは保健室で、ここが私のいる場所なんだから私が出て行く理由はないでしょ!」



「まさか、ずっといるつもり?」



「当たり前よ。
見張り役が必要でしょ?」



「必要ねぇ……」



槇野先生と田口先生の会話は私の耳には入って来なかった。


だって、さっきの槇野先生の一言で私の心臓の音はものすごーく早く鳴りだして、それどころじゃないよ……。



< 128 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop