約束~幸せのクローバー


「美羽、次の授業音楽だっけ?」



「うん、音楽室に移動しないとね」



用意をして音楽室に向かった。



三階に行くため階段を上って音楽室に向かう途中の廊下を槇野先生と3年の先輩達が塞いでいた。



麻由と顔を見合わせ。


ここは3年の教室があったんだった。



音楽室に行くには、ここを通るしかない。



少しだけ空いていたすき間を足早に通り過ぎた。



「大崎美羽さん」


ビクッとして振り向いた。


「お昼休みにこの間集めたみんなのノートを取りに来てください」



「私、今日は日直じゃないです。そういう事は日直に頼んでください」



「ちょっと、この間の子じゃない?」



「なんか生意気ー」



先輩達の声が聞こえてきた。



麻由とその場を放れようと歩き始めた。


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