約束~幸せのクローバー



そろそろ、学校を出た頃かな……。



そうっと身体を起こして改めてシートに座り直した。



車は、わき道に入って停まった。



先生に前の座席に移動するように言われて一旦、車を降りた。



直ぐに前の座席に座ると待っていたように腕を引っ張られて先生の胸に額をぶつけた。



「痛いよ~」



「あいつの前で、あんな顔を見せるな!嬉しそうにしやがって――…」

< 189 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop