約束~幸せのクローバー


車は高速道路に入って30分ぐらい走っている。



「先生、CD別のに変えてもいい?」


別のCDを選ぶため下を向いていた。



「……」


ん?



先生の返事がなく手を止めて顔を上げると不機嫌な顔で睨んでいた。



「先生、私何かしました?」



「先生じゃない廉だろう。
それに敬語に戻ってる」



「あっ、ついクセで……」



「今度、先生とか敬語使ったら、お仕置きだから」



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