約束~幸せのクローバー


天使さんって―――

田口先生の旦那さんも知っているんだ。なんか恥ずかしいんだけど……。



「とりあえず、座って」



席に案内された。



「このお店はスパゲッティが美味しいんだ」



先生のお勧めのスパゲッティを頼んだ。


「美羽、左手出して」



急に言われて、そーっと出すとスッと何かが薬指にはまった。



見ると指輪だった。きれいな青い石がはめ込まれていた。



< 240 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop