約束~幸せのクローバー
「俺の言う事が聞けないなら今ここでお前にキスする、拒否権はないぞ?」
「な……っ!?」
キ、キスって……なんで!?
私が逃げないように拘束しながら私の顔に唇を近づけてきた。
キス……されちゃう!?
「ストーップ!!学校でそういう行為は止めなさい」
田口先生が入って来た。
「何だよ姉さん……いいとこだったのに」
「姉さんって……?」
「田口先生は俺の姉貴だ!」
「田口先生は槇野先生のお姉さんなんですか?でも名前が……」
「私は結婚しているのよ」
「廉が言ってた保健室での勉強だけど……さっきのような事は禁止だからね!」
「……分かってるよ」
「そういう事だから、明日の放課後から毎日来いよ」
毎日なんて嫌だって思った。
でも言えなかった。
また何かされそうで……。