約束~幸せのクローバー



「話しをしようか」


先生は私を放すと座るように言い向かい合わせに座った。



「あのな……4月から別の学校に行く事になった」



「嘘!? やだよ!!廉と離ればなれなんて」


じわぁーと涙が出てきて悲しくて止まらなかった。



「……やだぁー」



わがままだって、分かってるけど自分でも止められない。



「……美羽」



先生は私を、また抱きしめた。



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