約束~幸せのクローバー


「いたいっ……」



先生は頬を軽くつまんだ。



「そんな顔をするな。心配で連れて行きたくなるだろう。
これ美羽に渡しとく」



先生はポケットから出して私の手の平に鍵を載せた。



「これ預かっててほしい」



「これ……?」



「俺が帰って来るまでの間、時々でいいから家の様子を見に行ってくれないか?」



「お掃除って事ですか?」



「まぁ、そういうことだ。
お願いできるか?」


「いいよ」



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