約束~幸せのクローバー


頭の中ではまずい逃げなきゃって思ったんだけど……


金縛りにあったみたいに動けなかった。


先生の顔は間近に迫ってきて思わず目を閉じた。



「プッ、クククッ、アハハハ……」



閉じていた目を開ける。



槇野先生はお腹を抱えて笑っていた。



……からかわれた?


「先生、酷いです!」


「自信満々で成長したなんて言うから、つい悪かった」



やっぱりからかわれたんだ……。


なんか悔しいっ!



「あんなんで動揺しまくって……プッ…クククッ―…お前もまだまだお子様だな」



うっっ、ムカつく!!
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