A promiseーあの日の約束ー
すぐに体育館に着いた。
そっと物陰から様子を窺う。
「何で駄目なんだよ!試しに付き合ってみようって言ってるだけじゃん」
「私はあなたと付き合う気はないの!いい加減離して!!」
「今は俺の事好きじゃないかも知れないけど、付き合ったら好きになるかもしんないじゃん!」
……めんどくさい事になってる。
あんなに嫌がってるのに何で諦めないんだろう。
女の子が困ってる。
……人と関わらいように決めてたけど、今回は仕方ない。
状況が状況だから。
本当は不安だけど、私はそれを振り切るように飛び出した。