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 「ねえ、銀ちゃん」と胡桃は彼に問いかけ、「あなた、一体何者?」と頭を叩いた。
 イタっ、と頭を両手で押さえた銀次は、「銀ちゃんって、二人の距離が急接近した証拠と見ていいのかな。それによっては鳩葉さんに対する返答も違ってくるんだけど」と言った。
「お願いします」
 と鳩葉。
「そんなこと言われても」
 と胡桃は悩んだ。
「このモヤモヤをなんとかしたいんです」と鳩葉は胸を鷲掴みにした。
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