ノスタルジア





そうです、私がキキです。




なんだか嬉しくて、早く彼に近づきたくて。






「キキ、おいで」





うん、今行くよ。




待って、澪。






座っているせいなのか、澪が少し大きく見える。




早く立ち上がってそばに行きたいのに。





何故か立ち上がれない。





何故か、私は澪を見上げることしかできない。







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