ノスタルジア





「澪も仲間に入る?」




彼女が首を傾げながらこちらへ視線を向ける。



ちょうどこちらを向くと夕日が影になって、よく表情が見えない。





「はいんねーよ」



「あー、拗ねた!」



「拗ねてないっての」







実に平凡で、ごくごくありきたりなこのやり取りを。





僕は何度も何度も思い出すことになる。







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