ノスタルジア







音もしない。



時間も進まない。







不思議な空間に首を傾げた。











ふと。









「───澪」








聞こえるはずのないその声に、俺は胸を何か鋭いもので貫かれたような感覚に陥る。










いつからだろうか。






さっきまではいなかったはずのそこに。






いつのまにか彼女は立っていた。








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