ノスタルジア







あの日はきっと酔っていたから。




どうせまた私をからかおうとして、いじわるしたんだ。





澪にとってあのキスは。





ただのお遊びで、ただの口封じ。





だから、私がこんなに気にすることなんてないのに。





いつもどおり、澪、澪……って構ってもらいに近付けばいいのに。









不思議と素直になれないこの感情……。













私は"恋"をまだ知らない。








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