たいにーがーる*
「はあっはあ…っ」
なんとか間に合った。
バイト以外でこれほどに体力を使うのはなんだか勿体無い。
チャイムと同時になんとか教室に滑り込んだけど…だめだ。
一時間目への体力全部使った。
「寝よう」
本能がそう悟った。
授業の用意をするだけして、そのまま机にうつ伏せになる。
あー…今ならのびー太くんよりはやく寝れ…る…わ。
先生の子守唄みたいな枕草子に睡魔。
そんなものに勝てるはずもなくそのまま私は、意識を飛ばした。