不機嫌honey
しかし社長、双子に入れ込みすぎじゃねぇか…?



俺らの仕事中に来たことあったかよ…。



「社長は双子をどうしたいんスかね…」

「高く売りたいだけ。絶対売れるから」

「俺とのことがバレたらどうする気で?」

「あなたのクビでもちょんぎっちゃおうかしらね~」



笑えねぇよ…。



マジでニートじゃねぇか…。



「それより、前回より色気が出てるのはどうして?あなた、何かしたわね?」

「社長に関係ないっスよね…」

「あんまり雑に扱われると困るのよね。痣なんかつけたら訴えてやるから」

「わかってますよ…」



とにかく大事に扱えと言われて、やっとシュリに変わってもらえた。



「お疲れ」

「そっちもお疲れ。珍しいけどどうしたの?」

「お前の声聞きたくてかけたら社長が出たんだよ。ケータイはバッグにでも入れとけ」

「あたしに命令すんな」



シュリ様降臨か?



なんだか久し振りだな…。



「明後日帰るから。しかも次の日半日休み」

「マジで!?超嬉…くねぇけどな」



素直じゃねぇの。



< 164 / 465 >

この作品をシェア

pagetop