不機嫌honey
それからも仕事に励み、やっと家に帰れた。



もうすぐ終わる夏休み。



なんか思い出は出来ただろうか。



「「おかえり!!」」

「うおっ!!」



シュリから強烈なタックル。



飛びつかれた…。



ガキみたいに抱っこしたら、満面の笑み。



「いい髪の色だな、ユウリ」

「そうかな?変じゃない?」

「いいよ、似合ってる」



少しだけユウリの髪が明るくなってた。



髪も若干短くて。



癖毛は癖毛のままだけど。



「あたしも髪切った!!」

「どこを…?」

「前髪とか!!」

「なんか変わったか?ぐはっ!!」

「バカ」



グーで顔面パンチ…。



超いてぇ…。



「ご飯作ったけど食べる?」

「食う食う。お前らは風呂上がりか」

「僕、宿題の追い込みするから部屋行くね。シュリ、温めてあげてね」



気を使ったのか、ユウリが部屋に入ってった。



夢にまで見たユウリのハンバーグ…。



「うまそ…」

「シュリちゃんが食わしてやろうか?」



甘えてぇのか。



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