不機嫌honey
同じベッドに入り、ピッタリくっついてくるシュリの頭をひたすら撫でた。



シュリも眠かったのか、落ちるのが早い。



スヤスヤ寝てしまったシュリの寝顔にキスして、俺も夢の中。



久しぶりに誰にも起こされずに自然に目覚めても、隣にシュリが寝ていた。



カワイくて抱きしめると、ギュッと抱きしめ返してきて。



気分が良く起きられた。



「シュリ、起きんぞ」

「イヤだ…」

「午後から仕事だから。寝て過ごすのもったいねぇ」

「今日は帰らない…?」

「帰れたら帰る」

「期待しなぁい…」



ムクッと起きあがったシュリが俺の腹の上に乗って、そのまま倒れてきた。



「浮気した…?」

「してねぇよ」

「合コンは?」

「メシ食いに行った程度」

「あたしのこと好き?」

「…………」

「答えないと泣く…」

「恥ずかしいだろ…」

「もういい。クソハゲ」



ピョンとベッドから飛び降りたお姫様は部屋を出て行った。



好きとか、キャラじゃねぇし…。



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