不機嫌honey
機嫌取りのためにリビングに行くと、ユウリが朝飯をテーブルに並べてる。



「シュリは…?」

「おはよう澪王さん。シュリならまだ来てないけど?」



部屋か…。



ノックもナシに開けたシュリの部屋。



どうやら着替え中らしくて。



細すぎる…。



よく折れねぇな…。



「なに?変態」

「怒んなよ…」

「澪王はあたしなんかどうだっていいんだ」

「言ってねぇだろ?」

「じゃあ好き?」

「好き…だよ…」

「あたしも大好きぃ~!!」



はい、ご機嫌になりました。



単純なヤツ…。



「お前さ、胸デカくなった?」

「なったよ。成長期だもん。もっと大きくなるかな?」

「それくらいがちょうどいい」

「澪王のエッチ」

「今更だな。浮気してねぇのが奇跡みてぇなもんだ」

「浮気するくらいならあたしとシてね?いっぱい触っても許してあげるから」



だからそういうの、どこで覚えてくんだっつーの…。



魔性か…?



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