不機嫌honey
澪王が純愛映画なんて変じゃないかと思ったら、主題歌を歌ってたからってオチ。



なんとも澪王らしい。



恋愛なんかに興味がないのか、ユウリは隣で眠っていて。



あたしはワクワクドキドキしたけどな…。



「ユウリ、お部屋で寝る」

「ん、終わった…?」

「お部屋行こう」



それぞれの部屋で寝る。



シンプルなベッドに、クローゼットしかない。



それでもあたしには居心地のいい場所。



買ってもらったケータイを充電して、早く澪王が帰らないかと期待しながら眠りにつく。



目が覚めたのは物音。



1階からなんか聞こえる…。



お仕事部屋だから入るなって、澪王が言ってた。



だけど澪王におかえりが言いたくて、昨日買ってもらった服に着替えて1階に降りた。



初めて開けた重たいドア。



「澪王…?」

「うわっ!!誰…?」



知らない人が3人。



ど、どうしよ…。



「澪王は…」

「かっわいい~!!なに!?澪王のセフレ?」

「澪王…」

「澪王、美少女が呼んでる~」



大人の人ばっかり…。



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