不機嫌honey
そう思ったら、ものすご~くキレイな人が現れた。



背が高いのに華奢で、金色の髪。



「会いたかったわ」



フワッといい匂い。



軽く抱きしめられた感覚は暖かい…。



「もしかして…澪王のママ…?」

「えぇ、アンナよ」



すっごい美人…。



目の色がグリーンだ…。



「日本人じゃないの?」

「そうね、どっかの血は入ってるみたいね」

「ハーフ?」

「そうなるみたい」



超美人!!



本当にママ!?



「じゃあ澪王さんって純粋な日本人じゃない…?」

「一応な」

「めっちゃ日本人じゃん!!」

「親父似だから」



知らなかった…。



澪王もそんなことひとことも言ってなかったじゃん。



「どこの国?」

「ごめんなさい、父親のことはよく知らないの」

「あたしと同じだぁ!!あたしもママのことよく知らな~い」

「ふふっ、一緒ね」



ステキパパにステキママ!!



澪王がうらやましい~!!



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